内科
INTERNAL MEDICINE
内科について
日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の治療とコントロールを行っています。また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し、適切な治療を受けていただけるよう努めています。
COVID-19
2019年2月に確認されたSARS-CoV-2による感染症で、世界的なパンデミックを引き起こしました。発熱や咳、咽頭痛、倦怠感など普通感冒やインフルエンザと類似する全身症状および呼吸器症状が主体です。
基礎疾患を持つ人、高齢者など重症化因子がある場合は、抗ウイルス薬による治療も可能です。疑いのある場合は、検査で確認が必要です。
インフルエンザ
新型コロナウイルス感染症により流行のサイクルが変化しました。典型的な症状は、突然の発症、38℃以上の高熱、上気道炎症状、呼吸器症状、全身症状ですが、典型症状を呈さないケースも少なくなく、特に高齢者では微熱にとどまることがまれではありません。抗ウイルス薬による治療が可能で、新型コロナウイルス感染症と同様に検査で確認が必要です。
胃腸炎
胃腸炎のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスや細菌が付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染し、冬場、幼稚園や小学校などで集団発生することも少なくありません。
症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を改善し、症状に合わせた内服薬を投与します。細菌性が疑われる場合には、抗生物質を使用することもあります。
花粉症
スギやヒノキなどの花粉に対するアレルギー反応により、くしゃみ、鼻みず、鼻詰まり、眼のかゆみ、目の周りや結膜の発赤、流涙、顔面の赤み・かゆみ・腫れなどの皮膚症状、頭痛、微熱、倦怠感などの全身症状などがおこるものです。
花粉症は初期治療が大切です。花粉飛散開始日より2週間前から経口薬を開始すると、季節初期の症状がよく抑えられることが報告されています。このため、2月上旬から中旬には内服を開始することが望ましいと考えられます。
当院でも内服薬や点鼻薬、点眼薬の処方が可能です。
高血圧・脂質異常症・糖尿病
近年肥満の人が増え、とくに内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因で起きるメタボリックシンドロームが大変増えています。
高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病はお互いに合併しやすく、とくに内臓肥満が密接に関わっています。
当院では牛久市や各保険組合の特定健康診査を取扱っています。
異常が認められた場合は生活習慣の修正がまず必要ですが、直ちに治療を要する場合には投薬を開始します。
ピロリ菌感染診断・除菌療法
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃の粘膜に住みつき慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃癌を引き起こすことがあります。
菌感染診断には
1. 血液の抗体検査を行う簡易な方法
2. 食事制限が必要な尿素呼気試験という精度の高い方法
があり、条件がそろっていれば除菌治療の対象となります。
詳細は受診して医師の説明を受けてください。検査にはいずれも予約が必要です。
腹部超音波検査
腹部臓器の異常がないか探るのに超音波を使用することがあり、消化器診療の様々な場面で行う身体に負担の少ない検査です。
腹腔内臓器の状態を観察するために用いています。
腹部レントゲン撮影
消化器診療では腹部のレントゲン撮影は基本的な検査です。
腹部のガスの異常や便の異常を探るために必要に応じて実施することがあります